第3話のあらすじ『競艇はギャンブル?』
萩原とのレースに負けた波多野は監督から競艇選手になるように勧められる。
しかし、波多野は「競艇ってギャンブルじゃん」という思いから、あまり乗り気ではない。
その考えを直させるために、監督は波多野を競艇場に連れていく。
萩原が出走するレースを見た波多野は何を思うのか?
第3話のハイライト『モンキーターン炸裂!』
上のコマは、萩原がモンキーターンを決めたシーンだ。
モンキーターンはこの作品のタイトルにもなっている重要な言葉だ。
通常、競艇の選手はターンの前に艇のスピードを落としてターンマークを回る。
全速力でターンの姿勢に入ってしまうと、曲がり切れずに艇が外に流されてしまうからだ。
しかし、モンキーターンは違う。
フルスピードでターンマークに向かい、艇の上で立ち上がってバランスを取ることで通常のターンよりも早いターンを可能にした。
数多くいる競艇選手の中でも、モンキーターンができるのは一部の選手に限られる。
萩原も何度も転覆を繰り返しながら、この必殺ターンを手に入れたのだ。
第3話の競艇勉強会『ターンマークとは?』
競艇のターンマークとは、ターンするときにまわる三角形の物体のことだ。
通称で『ブイ』ともいわれる。
ターンマークは2つあり、競艇場を上から見たときに、スタートラインの右側のターンマークを第1ターンマーク、左側のターンマークを第2ターンマークと呼ぶ。
競艇のレースは2つのターンマークを回りながらスタートしてから3周したらゴールになる。
1周が600mなので、3周で1,800mのコースということになる。
スタートした直後の第1ターンマークの攻防は重要で、レース結果の8割はここで決まると言われている。
もちろん、接戦時は2回目以降のターンマークでの選手同士の駆け引きも見逃せない。
競艇を楽しむコツは、ターンマークでどのような攻防が行われているかに注目することだろう。
今日のヒロイン『水も滴るいい女』
競艇選手には女性のレーサーも多数在籍している。
上のコマは、レースで1着を取ったあとの萩原が控室に戻るシーンだ。
水面スレスレを時速70kmで走る競艇は、体への負荷も大きい。
生身で艇に乗っている選手には風が直接当たるからだ。
一仕事終えた満足感のある表情の萩原は実に魅力的だ。
少し汗をかいているところもとてもいい。
何気ない一コマだが、、ヒロインの可愛さがつまった良いコマだと言えるだろう。